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バズってる「i-have-adhd」スキル、日本語のClaude Codeでも効くのか実際に試した

著者: マサシ読了時間: 8
バズってる「i-have-adhd」スキル、日本語のClaude Codeでも効くのか実際に試した

こんにちは、マサシです。

先日、自分の検証用WordPressで、Contact Form 7から送ったメールが管理者にも自動返信にも届かない、という症状にぶつかりました。
Web制作をやってると定番のやつです。

で、Claude Codeに日本語で「切り分けから直し方まで教えて」と聞いたんですね。
返ってきた最初の一文がこれでした。

Contact Form 7のメール未達は…パターンが大半です。順を追って切り分けていきましょう。

……いや、その「順を追って」の前に、まず何をすればいいかを先に言ってほしい。

急いでるときほど、この前置きがちょっともどかしいんですよね。

結論:日本語でも効きました

そんなとき、英語圏でバズっている「i-have-adhd」というClaude Codeのスキルを見つけました。
ひとことで言うと「AIに答えを埋もれさせない」ためのスキルです。

英語で書かれたスキルなので、日本語運用でも効くのか半信半疑で試したんですが、結論から言うと効きました

同じ質問なのに、答え(何をすればいいか)が先に来るようになったんです。

avatar

え、ルールが英語で書かれてるんですよね?日本語の返事にも効くんですか?
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そこが今回いちばん気になってたところ。「日本語は結論を後回しにしがちだから効かないんじゃ」って予想してたんだけど、実際に回してみたら外れたんだよ。

スキルの正体:AIに「答えを先に言わせる」10個のルール

「i-have-adhd」はGitHubで公開されているスキルで、この記事を書いている時点で6.8kスターが付いています。
タグラインは「ADHD-friendly outputs. No ADHD diagnosis needed!」。
診断はいらない、ただ答えを埋もれさせない出力にするよ、という趣旨です。

中身は、AIの応答の「構造」を変える10個のルールでできています。
ざっくり言うと3つの方向性です。

  • 答えを先に出す(次にやる行動を文頭に置く/前置き・要約・締めの社交辞令を書かない/最後は2分でできる次の一手を1つだけ名指しする)
  • 進捗を数字と状態で見せる(手順は番号付き/今どこまで進んだかを毎回言い直す/所要時間は分単位で出す/何が動くようになったかを具体的に書く)
  • ノイズを削る(脱線しそうな別件は切り離して別質問にする/リストは5項目まで/エラーは「うわっ」と騒がず原因と直し方だけ述べる)

面白いのは、このスキルは勝手には発動しないように作られている点です。
/i-have-adhd と自分で打って始めて、「stop adhd mode」と言うまで続く。
常時オンではなく、必要なときだけ呼ぶ道具なんですね。

実際に試した:日本語のbefore/after

検証は単純に、同じ質問を「スキルなし」と「スキルあり」で投げて、返ってくる応答の構造を並べました。
技術的な結論(SMTP設定を入れて、送信元を自ドメインにする)はどちらもほぼ同じです。

変わったのは中身じゃなくて、見せ方だけ。
だから比較としてきれいでした。

まず、スキルなし(before)はこんな出だしでした。

Contact Form 7のメール未達は「WordPress/PHPからは送信できているがメールサーバー側で弾かれている」パターンが大半です。順を追って切り分けていきましょう。

そこから原因が5つ、切り分けの手順、恒久対応…と続いて、最後はこう締められます。

利用中のサーバー…が分かれば、そのサーバー特有の制限や設定方法も含めてより具体的にご案内できます。どちらをお使いですか?

前置きがあって、締めはサーバーを聞き返す申し出。
時間の見積もりはどこにもありませんでした。

次に、スキルあり(after)。
同じ質問なのに、出だしからこう変わります。

まず30秒: 管理者アドレスと自分のテスト送信先の「迷惑メールフォルダ」を確認して。見つかったらそこで終わり、SPF/DKIM設定の問題なので原因Aへ進んで。

いきなり「何を・何分で」やればいいかが先頭に来ました。
そのあとの手順も番号付きで並んで、見出しには「切り分け手順(15分)」、直し方にも「Gmail SMTPなら15分。SendGrid等の新規登録が必要なら30分」と、分単位の見積もりが添えられています。
そして最後は、締めの社交辞令ではなく次の一手で終わりました。

次にやること: WP Mail SMTPを入れてEmail Testを送信し、結果(届いた/届かない)を教えて。

スキルなし(左)と i-have-adhd 適用(右)で、同じ質問へのClaude Codeの応答を並べた実際の画面。左は前置きから、右は「まず30秒」の一手から始まっている

この比較は、公開されているスキルを手元にcloneして読み込んで試したものです。
あとで紹介する導入方法でmarketplaceから入れるのと、中身のスキル(SKILL.md)は同じものです。

英語で同じことをやった応答とも並べてみたんですが、変化のしかたはほぼ一緒でした。
出力言語が英語でも日本語でも、モデルは同じ「構造ルール」を当てにいくみたいです。

日本語で効いたところ、空振りしたところ

日本語ではっきり効いたのは、この3つでした。

  • 「順を追って切り分けていきましょう」みたいな前置きが消えて、いきなり最初の一手から始まる
  • もともと時間の見積もりが無かったのが、「30秒」「15分」と分単位の数字で出るようになる
  • 末尾が「どちらをお使いですか?」みたいな申し出ではなく、「次にやること」の一手で終わる

一方で、正直に言うと単発の質問だと出番のないルールもありました。

ひとつは「毎ターン、今の状態を言い直す」というルール。
今回みたいな一問一答だと、状態を言い直す場面がそもそも無くて、応答にも出てきませんでした。
これは本来、会話が何往復も続くデバッグのときに効くルールなんですよね。

もうひとつは「何が動くようになったかを可視化する」ルール。
今回みたいな切り分け(診断)の質問だと、まだ何も直っていないので出番が少なかったです。

avatar

じゃあ、どんな作業と相性がいいんですか?
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手順を順番に踏んでいく作業や、会話が長く続くデバッグと相性がいい感じ。逆に「これ何?」って概念を説明してほしいときは、むしろオフのほうが読みやすいこともあるよ。

導入方法

Claude Codeなら、この2行を打つだけで入ります。

claude plugin marketplace add ayghri/i-have-adhd
claude plugin install i-have-adhd@i-have-adhd

あとは使いたいときに /i-have-adhd と打つと、そのモードに切り替わります。
元に戻したくなったら「stop adhd mode」と言えば終わり。
常時オンにするものではないので、手順を踏みたい作業のときだけ呼ぶ、くらいの距離感がちょうどよかったです。

まとめ:「簡潔に」と自分で書くのとの使い分け

ここまで読んで、「それ、CLAUDE.mdに『結論を先に・簡潔に』って自分で書けば済むのでは?」と思った人もいると思います。
実は僕も最初そう思っていました。

違いは、粒度です。

「簡潔に」だけだと、どう簡潔にするかはAIまかせになります。
このスキルは、番号を付ける・時間を数字にする・リストは5個まで・締めの社交辞令は書かない、というところまで具体的に指定してある。
しかも各ルールにBad例とGood例まで付いているので、出力のブレが小さいんですね。

なので僕は、こう使い分けることにしました。

  • 普段のクセ(口調・専門用語のかみ砕き方など)は、これまで通りCLAUDE.mdに自分の言葉で書いておく
  • 手順を順番に踏みたい作業のときだけ、/i-have-adhd を上から重ねる

英語のスキルだから日本語じゃ効かないだろう、と思って触らずにいたんですが、試してみたら普通に効いた。
気になっている人は、自分の環境で一度回してみると早いと思います。


※この記事は2026年7月時点で実際に試した内容にもとづいてまとめています。
スキルの仕様やスター数は変わることがあるので、最新の情報はGitHubの公式ページもあわせて確認してくださいね。

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