
「PHPをアップデートしたら、突然WordPressサイトが真っ白に…」
「管理画面も開けない!どうしたらいいの?」
この記事では、実際に僕が経験したトラブルをもとに、原因と解決方法を分かりやすく解説します。
1. サイトが真っ白になる原因とは?
WordPressサイトが真っ白になる原因は、主に以下の2つです:
- PHPのバージョンアップにテーマやプラグインが対応していない
- 古いコードが新しいPHPでエラーを出す
特に、PHP 7.4から8.0、8.1、8.3へのアップデートでは、多くのWordPressサイトで問題が発生します。 古いプラグインやテーマが新しいPHPの仕様に対応していないためです。
2. エラーメッセージを確認する方法
まずは、何が原因でエラーが発生しているのかを確認しましょう。 WordPressのデバッグ機能を有効にします。
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💡 ポイント: この設定により、/wp-content/debug.log
に原因が記録されます!
設定後、サイトにアクセスしてから /wp-content/debug.log
を確認すると、 具体的なエラーメッセージが表示されます。
3. 主な原因と解決策
🔌 プラグインがPHPに対応していない
最も多い原因です。古いプラグインが新しいPHPでエラーを出します。
応急処置
FTPで /wp-content/plugins/
フォルダを一時的にリネーム(例:plugins_backup
)
🎨 テーマが古いまま
カスタムテーマや古いテーマが新しいPHPに対応していない場合があります。
解決方法
デフォルトテーマ(Twenty Twenty-Fourなど)に一時的に切り替える
⚙️ functions.phpのコードエラー
最新PHPで非推奨になった関数(mysql_*
系など)を使用している場合があります。
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4. 応急処置(とりあえず元に戻す方法)
まずはサイトを元の状態に戻しましょう。サーバーの管理画面からPHPバージョンを元に戻します。
🚨 緊急対応手順
- 1. サーバーの管理画面にログイン
- 2. PHPバージョン設定を元のバージョンに戻す
- 3. サイトが復旧することを確認
- 4. バックアップを取る
主要サーバーでの手順
さくらVPS
コントロールパネル → サーバー管理 → PHP設定 → バージョン変更
Xserver
サーバーパネル → PHP設定 → PHPバージョン選択
5. 本格的な解決ステップ
ステップ1: プラグインのアップデート・無効化
- プラグインを最新版にアップデート
- 開発者が対応していない場合は代替プラグインを探す
- どうしても必要な場合は、コードを修正して対応
ステップ2: テーマのアップデート
カスタムテーマの場合は、新しいPHPに対応するようコードを修正する必要があります。
ステップ3: PHPを段階的にアップデート
推奨手順: PHP 7.4 → 8.0 → 8.1 → 8.3 のように段階的にアップデート
各段階でサイトの動作を確認し、問題があれば修正してから次のバージョンに進みます。
6. トラブルを防ぐための事前対策
🔄 ステージング環境でのテスト
本番環境でPHPをアップデートする前に、必ずステージング環境でテストを行いましょう。
📦 定期的なアップデート
テーマ・プラグインを定期的に更新し、最新のPHPに対応させておきましょう。
💾 バックアップ設定
サーバーのバックアップ設定を必ずONにしておき、万が一の時に復旧できるようにしましょう。
🔍 エラーログの監視
定期的にエラーログを確認し、問題を早期発見・対応しましょう。
7. まとめ
重要なポイント
- • 真っ白になる原因のほとんどは「プラグイン・テーマの非対応」
- • 応急処置で元に戻せる → 本格的に修正する流れ
- • 段階的なPHPアップデートが安全
- • 事前のバックアップとステージング環境でのテストが重要
💡 次回からは: バックアップとステージングで安心してPHPアップデートができます!
この記事が、WordPressサイトのPHPアップデートで困っている方の参考になれば幸いです。 何か質問があれば、お気軽にお問い合わせください。