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WordPressを安全に守るための超基本:4つの習慣で十分なセキュリティ入門

著者: マサシ読了時間: 14
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やあ、今日は「WordPressを安全に守る方法」について話そうか。
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えぇ〜、セキュリティってむずかしそうだよ?💦
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大丈夫!じつは、毎週ちょっとしたことをするだけで、ほとんどのトラブルは防げるんだよ。
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ほんとに?どんなことをすればいいの?
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基本は4つ!——毎週ちょこっと回すだけでOKなんだ。
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なるほど!それなら私にもできそう

こんにちは、マサシです。

WordPress のセキュリティは「むずかしそう」「専門知識が必要」と感じがちですが、実は毎週ほんの少しの運用を続けるだけで、多くのリスクを現実的に減らせます。
本記事では、初心者でも今日からできる超基本の4つの習慣にしぼって、具体的なやり方・注意点・つまずきやすいポイントまでやさしく解説します。

結論はシンプルです。次の4つを回せば十分強い。

  1. 更新:常に最新の状態を保つ
  2. バックアップ:困ったら戻せる状態を作る
  3. WAF:怪しいアクセスを入口で止める
  4. ログ監視:異常のサインを見逃さない

「高価なツールを入れる」より「続けられる習慣を作る」ほうが効果は大きいです。
では順番に見ていきましょう。

なぜこの4つだけで強くなるのか

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ねぇ先生、なんで「更新」「バックアップ」「WAF」「ログ」だけで守れるの?
もっといろいろ対策があるんじゃないの?
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たしかにそう思うよね。
でもね、実はWordPressのトラブルって、ほとんどある共通点から起きてるんだ。
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共通点?なになに?💦
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ふふ、それをこれから一緒に見ていこうか。
この4つの習慣にその答えが隠れてるんだよ。

セキュリティは「対策の数」ではなく「リスクの主要因を継続的に抑える」ことが大切です。
WordPressの事故原因を大づかみに並べると、だいたい次の4つに集約されます。

  • 脆弱性が残った古いバージョン(更新不足)
  • 復旧できない(バックアップ不備)
  • 攻撃がそのまま届く(入口対策不足)
  • 気づくのが遅い(監視不足)

つまり、本質は運用。プラグインを増やす前に、4つの習慣を確実に回すだけで、トラブルの大半を避けられます。

全体像(まずはここから)

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さっきの“4つの習慣”って、どんな感じで回すの?
なんかむずかしそうに聞こえるけど…💦
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そんなことないよ。たった週1回、5〜10分でできることばかりなんだ。
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えっ、そんなに短時間でいいの!?
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うん。ポイントは“シンプルに続けられる型”を作ること。
今から、その全体の流れをいっしょに見てみようか。
  • 更新:壊れない範囲で最新を保つ
  • バックアップ:ファイルとデータベースを分けて保存し、復元テストまで行う
  • WAF:サーバーやCloudflare等の入口で攻撃を自動ブロック
  • ログ監視:アクセス・エラー・WAFの数字を定点観測

この4つを週1のチェック習慣にします。1回5〜15分でOKです。

週1チェック・ルーチン(テンプレ)

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週1チェックって言っても、
どこを見ればいいのか分からないよ〜💦
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だよね
でも大丈夫!チェックするのは“決まった4か所”だけなんだ。
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4か所?どこどこ!?
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更新・バックアップ・WAF・ログ、この4つ!
それぞれ“やることリスト”にしておくと、5〜10分で終わるよ。
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へぇ〜、ルール化しておけば忘れにくそうだね
テンプレとかあるの?
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もちろんあるよ。
いまから紹介する表を1枚プリントして、週1で眺めるだけでも十分効果あるんだ。
項目目標やり方(例)
更新本体/テーマ/プラグインが最新管理画面の「更新」を確認。小さな更新は自動ON、メジャー更新は事前確認
バックアップ毎日自動+月1の復元テストUpdraftPlus 等でDBとファイルを外部に保存、月1でテスト復元
WAF常時ON、誤検知なしサーバー標準WAFをON、フォーム誤検知があれば個別除外
ログ異常が早期に分かる404の急増・wp-loginへの多発・エラー増をチェック

このテンプレを1回回すだけでも、セキュリティの土台はかなり強くなります。

1. 更新:止めないのが最強の守り

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ねぇ先生、WordPressの「更新」って、
押すたびにちょっとドキドキするんだよね💦
前に押したらサイトが真っ白になってさ…😢
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あ〜、あるあるだね😂
でもね、怖がらなくて大丈夫。
更新は“危険な作業”じゃなくて、“鎧の修理”なんだよ。
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鎧の修理?🐨?
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そう。ほっとくとヒビが入ったまま戦うことになるでしょ?
だから“止めない更新”こそが最強の守りなんだ。
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なるほど〜。でも、壊さないようにするコツとかあるの?
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もちろん。
安全に更新するための“ちょっとしたルール”があるんだ。
それをこれから教えるね。

更新は鎧の修理です。古いままだと既知の穴が残ります。
とはいえ、やみくもに更新して壊すのも怖い。
次のルールにすると安全です。

  • 自動更新は「小さな更新(マイナー/セキュリティ修正)」のみONにする
  • 大きな更新(メジャー)はリリースノートを読み、相性問題が出やすいプラグイン(キャッシュ、決済、フォーム等)がないか確認
  • 更新前にバックアップをワンクリック取得(復元点を作る)
  • 更新後はサイトをざっと目視(トップ/記事/フォーム/決済など主要動線)
  • 使っていないテーマ・プラグインは無効化ではなく削除する(攻撃面を減らす)

ポイント:プラグインが多いほど競合が増えます。
機能が重複しているものは統合・整理しましょう。

2. バックアップ:取るだけでなく戻せるが命

バックアップは保険です。
保険は請求できて初めて意味があります。
つまり「復元テスト」を月1で必ず行いましょう。

最低限の要件は次の4つです。

  1. データベース(記事・設定)とファイル(画像・テーマ・プラグイン)を分けて保存する
  2. 自動(日次)+手動(更新前)の併用にする
  3. 保存先は外部(Google Drive/S3等)にも置く(サーバー障害対策)
  4. 月1で復元テストをする(手順書を残す)

おすすめプラグイン例:

  • UpdraftPlus:初心者に扱いやすい。外部保存も簡単
  • BackWPup:細かい設定ができる。Cronで定期化しやすい

復元手順の**紙(またはメモ)**を用意しておくと、いざという時に焦りません。
更新前にワンクリックで「復元点を作ってから更新」——この習慣だけで事故の損害は激減します。

3. WAF:攻撃を入口で止める

WAF(Web Application Firewall)は、怪しいリクエストを入口でブロックする門番
サーバー標準で備わっていることが多く、まずはそれをONにするのが手早くて効果的です。

使い方のコツ:

  • まずはレンタルサーバーのWAFをON(既定ルールで十分強い)
  • 誤検知が出た時はそのURL/そのパラメータだけ除外(全部除外はNG)
  • 可能ならログインページだけ厳しめに(reCAPTCHA/2段階認証/Cloudflare Turnstile など)
  • REST APIやXML-RPCを不使用なら制限(Jetpack等を使う場合は注意)

WAFは入れたら終わりではなく、誤検知や攻撃増加の兆しをログで把握して軽微に調整するのがコツです。

4. ログ監視:サインを見逃さない

ログは行動の記録。毎週1回、ざっと数字を見るだけで異常に早く気づけます。

  • アクセスログ:/wp-login.php へのアクセス急増、特定IPからの連打
  • エラーログ:PHP Fatal/Warning の増加、同じ箇所での繰り返し
  • WAFログ:ブロック件数の急増、特定URLへの集中

最初は「404の数」「wp-loginへのアクセス数」「致命的エラーの有無」の3点だけでOK。
数字のいつもと違うをメモし、2週連続で高いときにだけ原因調査する——この軽さが継続のコツです。

権限とパスワード(超重要の基本)

  • 管理者アカウントは最小限(1〜2名まで)
  • 投稿者/編集者など役割を適切に割り当てる(なんでも管理者はNG)
  • 共有アカウントは禁止(誰が何をしたか追えない)
  • 2段階認証を必ず導入(Authy/Google Authenticator 等)
  • パスワードは長く・使い回さない・マネージャーで管理(1Password/Bitwarden 等)

ログイン面を丁寧にするだけで、体感できるほど事故が減ります。

典型的な攻撃と、4習慣での防ぎ方

  • 総当たり(ブルートフォース):WAFのレート制限+2段階認証+ログ監視で気づく
  • 既知脆弱性の悪用:更新(本体/テーマ/プラグイン)でふさぐ
  • プラグイン衝突→画面白化:更新前のバックアップから即復元
  • プラグイン/テーマの放置:未使用は削除、利用中は週1で更新確認

習慣化こそ最大の防御です。

実践手順(コピペできるチェックリスト)

  • 更新前にワンクリックでバックアップを取得したか
  • 本体/テーマ/プラグインの更新通知を消し切ったか
  • 主要導線(トップ/記事/問い合わせ/決済)の目視確認をしたか
  • サーバーのWAFはONか、誤検知の除外設定は最小限か
  • 404/wp-login.php/致命的エラーの数を記録したか
  • 使っていないプラグイン・テーマは削除したか
  • 月1の復元テストを実施し、手順メモを更新したか

これを毎週(短くてOK)回しましょう。
完璧を目指すより継続が正義です。

トラブル時の対応フロー(落ち着いて)

  1. 何がいつから起きたか、ログと変更履歴で確認(更新/導入/設定変更の直後か)
  2. 最近更新したプラグインを一時停止(1つずつ)
  3. だめなら直前のバックアップから復元(まずはDBのみ、それで解決しなければファイルも)
  4. 原因をメモし再発防止(更新前のチェック強化・不要プラグイン削除 等)

焦らず戻せることを最優先に。
原因究明はサイトが復旧してからでOKです。

よくある質問(FAQ)

Q. セキュリティ系プラグインは入れるべき?

A. まずはサーバー標準のWAF+4習慣で十分。どうしても不安なら、1つだけ、目的を決めて導入してください(多重化は相性問題を増やします)。

Q. 自動更新は怖いのですが…

A. マイナー更新(セキュリティ修正)は自動ONでOK。メジャー更新だけはバックアップ→更新→目視確認の順にしましょう。

Q. どのバックアップが良い?

A. UpdraftPlus/BackWPup など自動+外部保存+復元が簡単なもの。復元手順が分かりやすいかを基準に選ぶのがコツです。

Q. ログはどこで見ればいい?

A. サーバーのアクセスログ/エラーログ/WAFログ。最初は「404」「/wp-login.php」「致命的エラー」の3つだけで十分です。

30日で身につく安全運用プラン

やること目標
1週目自動更新の見直し・不要プラグイン削除止めない基盤を作る
2週目バックアップ設定+復元テスト戻せる安心を作る
3週目WAFをON、誤検知の確認入口を強化する
4週目ログを見る習慣化(指標の固定)早期発見の仕組みを作る

毎週15分。
これで十分に強いサイト運用が身につきます。

まとめ:習慣が、最強のセキュリティ

セキュリティは「特別な人だけができるもの」ではありません。
必要なのは、仕組みと習慣

更新・バックアップ・WAF・ログの4つを週次で回すだけで、
あなたのWordPressは「守られるサイト」に変わります。

ツールよりも運用。完璧よりも継続。 この考え方で、今日から小さく始めてみましょう😌


本記事は2025年10月時点の一般的な運用ガイドです。サーバーやテーマ/プラグインにより手順は少し異なりますが、最重要なのは続けられる習慣化。あなたのWordPressが、長く安全に動き続けますように。

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